愛ある人事課
愛課長
ご安全に!
市井の上司に言われた名言の2回目でーす!
ご安全に!
今回も楽しみです。今回はどんなんがでるんかな~
平和さん
私のプロフィールはこちらです。
目次
市井の上司にいわれた名言とは?
世の中には偉人や有名な経営者、スポーツ選手の名言があります。そういった言葉は心に響きますが、私たちが普段はたらいている中にも、上司や先輩から言われ、勇気づけられたり、納得させられたりして心に残る言葉があります。
そんな身近にいる上司の名言を集めてみんなで鑑賞しようというのがこのコーナーです。
(”一般的な”、”身近な”という意味で市井ということばを使っています^^;)
今回の名言
「素晴らしい!」
ちょっと愛さん!
名言にしては簡単すぎひん?
平和さん
これも私の昔の上司から言われた名言ですが、簡単すぎますね😅
でもこの上司のことはすごく印象に残っているんです。
ひとことで言うと、結構適当で豪快な上司でしたが、メンバーに仕事を任せてくれる方でした。
そして、何か提案したり、発言したり、成果がでるとちょっとしたことでも
「素晴らしい!」
と言われました。
結構、頻繁にいわれるので、メンバーのみんなも
「もう~適当にいってるでしょ!🙄」
と言ってましたが、みんな機嫌よく働いていました。
名言を味わう
チームで仕事をする場合、”ほめる”というのは非常に重要なことです。
それは仲間の仕事や行動、存在を認めることになり、チームワークをはぐくんだり、心理的安全性をつくり、新しい発想を生み、成果につなげることができます。
それは人間のホルモンが影響を及ぼしています。
”ほめ”のポジティブループ
”ほめ”のポジティブループを下図の様にまとめてみました。
メンバーのとった行動をほめることで、褒めた人自身にも”幸せホルモン”と言われるオキシトシンが分泌されます。
一方ほめられた人は、これも幸せを感じるセロトニンややる気を引き起こすドーパミンが分泌されます。
ほめられた人は、そのホルモンにより精神的な安定ややる気がうまれ、次の成果につながります。
その成果により、褒める→褒められる→成果のループにつながります。
そもそもこの”ほめ”のポジティブループは麻生大学の「ヒトとイヌの絆形成に視線とオキシトシンが関与」の研究資料を読んだことから気付きました。
犬と飼い主の絆は、
犬の遊びや食欲の本能的欲求を満たす
→犬のオキシトシンが上昇
→飼い主を見つめる
→飼い主が幸福感を感じてオキシトシンが上昇
→犬をなでたり、遊ぶ
→犬のオキシトシンが上昇
というループにより生まれるというものです。
出典:https://psych.or.jp/publication/world085/pw09/
人も同じように”ほめ”のポジティブループにはホルモンが影響しています。
”怒り”のネガティブループ
逆に、”怒り”のネガティブリープもホルモンが影響します。
人は怒ると、「ノルアドレナリン」と「アドレナリン」という2つのホルモンが分泌されます。
ノルアドレナリンは意欲や集中力を高めてくれる神経伝達物質ですが、過剰に分泌されると怒りの感情を高めてしまいます。アドレナリンは、興奮を促します。
一方、怒られるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。
このホルモンは過剰に分泌されると脳を疲労させます。
これらのホルモンも有効に働くときもありますが、過剰に分泌されると下図の様にネガティブなループにつながります。
当時の職場はホルモンにあふれていた!?
当時の上司がこのループを理解していたかわかりませんが、上司も私、メンバーも機嫌よく働いていたのを覚えています。
振り返ると職場にポジティブループのホルモンがあふれていたのだと思います。😊
メンバー育成やチームワーク向上はロジカルに!
なんか、簡単すぎる名言とおもったけど、ホルモンにまで影響する重要な言葉やったんですね!
素晴らしい!
平和さん
愛ある人事課
愛課長
そうなんです!
ちょっとした会話や一言が職場の心理的安全性をつくるんです!
ネガティブループを考えるとパワハラは成果を求める上司のやることではないです。
𠮟咤激励という言葉や過去の体育会系のノリで怒って、メンバーを育成しようとしたり、成果を上げようと考える管理職もいるようですが、人の脳の仕組みなどをロジカルに考えるとそのやり方で成果がでるはずはないですね。
管理職こそ人間関係や人財育成をロジカルに考えていきましょう!
それではご安全に!